少年メイド

バンダイチャンネルが追加エピソードがあるっていうから長い間お預けくらってたけど書くぞ!!書くぞ!!!!

最初に言っておきますが2016年春アニメのうち一番のダークホースにして2016年アニメの中で多分私満足度第1位だと思う。

 

 

女性向けアニメ?まぁそこに座ってみやこちゃんの可愛さに酔いしれてから言え。

 

かく言う私もそっち系だと思っていました。

だってあからさますぎるしね…腐女子の友達にですら「流石にそれはちょっと…」って言ってたしね…。

純粋なオタクなら78%くらいが不安と期待を感じるタイトルだと思う、うん、たまたま見てみようと思った自分を褒めたい。

ということであらすじから。

 

家事が大好きな小学生の男の子・小宮千尋は母を亡くし天蓋孤独の身に。 そんな彼に叔父の美青年・鷹取円が手を差し伸べるが、 助けは要らないと千尋はその申し出を断ってしまう。 しかし、千尋は連れてこられた汚い屋敷の惨状に我慢爆発し、ついつい大掃除!! そんな千尋の姿を見てに円はある取引を持ちかける――!? (公式サイトより)

 

千尋は母親が残した「はたらかざるもの食うべからず!」の一言を思い出し、円の世話になる代わりにメイドとして働くことを約束します。

取引というより、円が千尋がここにいる理由を作ってあげたという感じですね。

円はもちろんのこと執事の圭一郎、円の元許嫁の金持ちメイド見習い(?)みやこちゃん、友達の日野にアイドルグループをも巻き込み、一千尋が成長していく…というのがストーリーです。

 

なんといっても一話一話がものすごく丁寧。

中には涙腺にストレートにささってくる話もある、1話をみた時点で確信したよ…あっ、これ最終回絶対泣く奴だわってね(洋画吹き替え風に)

 

とんでもない事件が起こる訳でもなく、そもそも主人公の千尋はものすごく常識人なので大きなトラブルが起こるわけでもない。一話一話の核となるのは形や立場を変えればどんな少年少女(ここ超ポイント)にも起こりえるエピソード。

よかれと思って余計なことをしちゃったり、心配をかけまいとして逆に心配させてしまったり…。

料理洗濯家事掃除、ザ・パーフェクト小学生千尋君も例外じゃない。

色んなことを受け入れて、色んなことを試してみて、人に頼ることを覚えていく姿にほっこりしたりニヤニヤしたりそら見ろ小学生と思ったりしてました。

トンデモ設定で始まった話ですがなんかその日常感が良いね!

個人的には4話が好き。円の人となりを表しつつ 千尋が最初に成長したなと思えたエピソードでした。

あとは第7話!YouTuberになりたい小学生にもびっくりだけどその職業選ぶお前にもびっくりだよもう我が家に嫁にこいよ。

 

あと地味に掃除の仕方とかプリンの作り方とかちょいちょい差し込まれる生活感あふれるシーン。

まぁ大部分みやこちゃんによる可愛い成分が高いところに理由がある気もする。

あーこのキャラクターこういう人なんだなっていうのが分かるアニメ大好きです、あとみやこちゃんも好きもう我が家に嫁にこいよ。

 

終盤は鷹取家のお家問題がはいってきましたが、柔らかな画と演出でどんよりドロドロとではなくしっとりとしたエピソードに。

少なくとも最初は円も千尋も相手に母親を重ねてみていたんだろうなぁとか考えたり。

円は見境なく可愛いものが好きっていうのもあって最初からウェルカム状態でしたが、それでもやっぱり姉さんの子供だからっていうのがあったと思うんですよね。

話が進んでも2人にとっての千尋ママの存在がでかすぎて、千尋が天涯孤独になりそうになった原因は多少なりとも鷹取家にあったのでそのへんどうなるか心配だったのですが…。

11話の千尋の告白に全部綺麗に収束されていってうわーーーー本当にいいアニメでした!!

 

 

最後にあんまりこういうことを言いたくない…ていうか言ってもいいんだけどそういうことを議論したりなんだり言うのはこのアニメの雰囲気じゃないなぁって気もするのだけど。

円の性格だったり一緒に寝たがるといった行動だったり、EDのアイドル裏舞台だったりでホモォ…アニメと言われることが多いですが、過剰に敏感な人以外はそれを理由にみないのは勿体ない。

確かにそういうことを求める人たちにとっては美味しい設定もありますし(実際原作者の人がどう考えているのかは分からないけれどわたしが婦女子な方々を釣るならこういう餌をつける)

ただ例えば円は可愛いものなら千尋関係なく大好きですし、千尋は姉さんの子供ということで溺愛成分が行動にプラスされるっていうのも充分ある設定だと思いう。

っというか円はそういう性格!で良い設定です。

「一緒に寝る」ということも千尋は基本的に拒否しますし、「一緒に寝る」という行為はそれ自体がそれほど安心する環境にあるということを表していると考えれば、「家族」を形成していくこのアニメにとっては大切なシーンになるわけで。

またアイドル裏舞台については作中で「求められるキャラクターを演じている」という話もあります。

まぁネタで言ってる場合が大体だと思いますし私自身もあんまりホモホモしすぎるのは引いちゃうので生理的なものは仕方ないんですが、同性同士の友情をすぐにそういう関係に結びつける方が普段から意識し過ぎて勿体ないなぁ…。

 

まぁEDがホモホモしすぎてるのは完全同意でやらなくてもいいことやって視聴者手放さなくても良かったんじゃないですかね。

ただ途中まで誰だよこいつら…ってなってたのが後半おっ有頂天ボーイズ仕事してんじゃんになるほどには有頂天ボーイズ好きになりました。