LaLa LAND(2016)

ありがたいことに試写会に行く機会があったので、既に各所で話題のこの映画についてわたしが語れることも少ないかと思うのですが

というかもう何を書いても何番煎じかになってしまう

 

控えめに言ってとても良かった…

 

一般公開は2/24、公式サイトは以下をどうぞ

http://gaga.ne.jp/lalaland/index.html

 

はじめに書いておきますが、私自身はネタバレ完全OKな人種なんだけど、この映画は何も知らないまま楽しんだ方がラストの感慨深さが増すと思う

ストーリー自体が複雑なわけじゃないけれど、他人の「○○な映画」とかそんな感想をとりいれないまま、自分自身のなにかしらと重ねながらご覧になることをおすすめします

 

大学を中退したミアはスタジオ内のカフェでアルバイトをしながら、女優を目指しオーディションを受ける日々

一方ピアニストのセブは「ジャズ演奏を楽しんでもらう店を持つ」ことを夢見ていますが、現実は金を騙しとられ、あまりにもジャズに固執したため働いていた店も首になってしまいます

そんな2人はお互いに惹かれ合い、夢と2人の未来に向かって歩み始めますが…

っというのがストーリー

 

映画はミアとセブがそれぞれ退屈なLAの渋滞に捕まったシーンから始まります。

が!ここから怒濤のミュージカルシーンの開幕である

超怒濤といっても差し支えないくらい、パワフルなシーンである

渋滞でぴくりともしない車上の上で人々が踊り狂い、画面を人々が着る鮮やかな衣装が覆い尽くします

とにかく見た瞬間から画面からガンガンに伝わる夢に対する希望、LAという町に触れている高揚感みたいなものが伝わってくる

ワンカットで車の間をカメラがうねうねと進むので迫力もひとしお。否応無しに映画に対する期待度も一気にMAXです

ミュージカルシーンはこれ以降も様々なダンスを伴って出てきますが、ゼフの「その靴歩きやすそうだね」とミアをからかう言動から始まるタップダンスシーンがなんともにやける〜

ミュージカルシーンの中にもきちんとストーリーが存在しているのも個人的にはうれしいポイントでした

ちなみにこの歩きやすそうな靴、終盤ミアがはいているものだったような気がするんですがどうなんだろう

 

これだけ華やかなミュージカルシーンをとりいれながら、最終的にミアの独唱に落とし込むこの流れよ

ミアは動きもせずただただ朗々と歌い上げるのだけれど、ぐぃーっと画面に引き込まれちゃう

歌のシーンも多大にあるので、できれば字幕で見ていただきたい

 

いろいろなものが発展して、変わって、その中で誰かが夢をみることは変わらない

純粋に夢を信じてひたむきに前に進んでいる人が、どれだけいるんだろう

もうほとんどの人が、「どうにもならないこともある」という現実を知ってしまっていると思います

監督が来日したさいのインタビューで

「ミュージカルには、他にはない楽しさや楽観的な部分、恍惚感があると思う。と同時に、この作品には現実的でリアリスティックなストーリーが必要だと思ったんです。叶う夢もあれば、叶わない夢もあるという部分が人々の心を捉えたのだと思います」

『ラ・ラ・ランド』来日記者会見速報 R・ゴズリングと監督が日本映画へのオマージュ明かす | Real Sound|リアルサウンド 映画部

とおっしゃっていましたが、まさに夢のようなシーンを紡ぎながらも、シンプルなリアリティーを描ききっています

だからこそ見終わった後、あそこで…ここで…と思ってしまう。そんな経験誰にでもあるのに、分かってるのに、分かってるからこそ、悔しい

主演の2人がまた美男美女とは言えない親しみやすさがあったのもリアリティに一役買っていたと思います

(美男美女ですよ!ただ近付き難いようなプリンスプリンセスオーラではなく庶民的な美しさとメイクでした。メイクスゲー)

エマストーンはなんであんなに瞳がでかいんだ…人種の差はあれどもはや生き物レベルでの差を感じる

 

最近気がついたんですがわたしのハッピーエンド厨的な思考は「せめて作り物のなかでくらい」というところからきているんだな

 

欲を言えばというか、本当良かったからこそもっとミュージカルシーンを見ていたかったです

どのシーンも割と短めに終わってしまった…ように思う

美味い!美味いぜ!もっともっと!!と思っているうちに食べ終わってしまうような。

時間的な制約やピアノや歌のシーン含め差し替えがなかったことなんかから難しかったのかもしれないけれどうーんもっと見たかった!

あとプラネタリムで宇宙でダンスするシーン(何を言っているのかry)

ああいうファンタジーは要らなかったかなぁ…現実離れして浮いてた(文字通り)し合成はちょっと甘めでしたね

本当この二点とも良すぎたからこそ惜しいって感じなんだけど

 

久しぶりに劇場で見て良かったなと思えた映画でした

本当思い出すたびにifを考えてしまうゼフ脳(;ω;)

キービジュアルのあの場所は、いつだって2人にとっての精神的なスタート地点だったんですね

 

やっぱり映画はいいものです

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