オールパーパスパットを使いこなしたい
オールパーパスなスタンプ台を使いこなしたい人の話
あれから毎日遊ぶ仲になり、だいぶ不満な点が解消されました
1.使ったらすぐに余分なインクを拭き取る
愚直なわたしは最初、クリーナーの裏に書いてある「使ったスタンプにクリーナーを軽く押し当ててそのあとに水分をとってね」という説明に何の疑問も抱かずに従っていました
結果、印面がうすら汚れた上に、綺麗にしようとグニグニ押し付けていたクリーナー液(インク入り)が持ち手部分にまで流れて汚れるというなんとも悲しい事態に…正直このときこいつとは一生仲良くなれないと思った
でもこの問題は割とすぐに解決されました
使ったらすぐにティッシュか何かにポンポンして、クリーナーをつける前に落とせるだけインクを落とす…
この一手間をかけるだけで、印面の汚れの落ちやすさが格段に違う!!!!
なぜこのことに最初から気がつかなかったのか…気がついてしまった今、過去の自分がひたすら憐れである
2.使ったらすぐに綺麗にする
大事。ちょっと手軽さがなくなるけど大事
余分なインクをポンポンして落としたら、クリーナーで綺麗にしてあげる、大事
クリーナーあるからちょっとくらい放置してもいいよねなんて思って20分くらい経つと思ったよりも綺麗にならない
悲しい
悲しくならないようにするの、大事
3.クリーナーのスポンジ部分を綺麗にする
これ
本当にこれ
大事なことなのでもう一度
クリーナーのスポンジ部分を綺麗にする
前回の記事でうっすら青い色が印面についてしまうとか、なかなか綺麗にならないとか書きましたが、割と大きめの印面のスタンプや、しっかりインクをつけたあとスポンジは確実に汚れています!!
印面に青い色やいつまで経ってもインクの色が残ってしまう、クリーナー液が汚い気がする
そんなときはスポンジが綺麗になるまでティッシュにポンポンさせましょう!!!!
数回ポンポンすれば、スポンジに残っている汚れが全てティッシュに移り、格段にお手入れがしやすくなります
オールパーパスパットとの付き合い方というか、スタンプを綺麗にする方法になってしまいましたが、やはり普通のスタンプのように水分を含ませたもので軽くお掃除できるわけではないので…
てちょうのあいぼうのように小さなスタンプだったら、これらの作業が増えてもあまり手間を感じません
そんなわたしは先日、大事なスタンプをうっかりオールパーパスパットの上を転がしてしまうというミスを犯しました
木のとって部分についたらそれはもう諦めるしかないので、みなさまくれぐれもご注意ください…
手帳とスタンプとオールパーパスパットの話
前振りをぎゅっと縮めたら「手帳やスクラップブックに使うスタンプ台が欲しいけど何を選んだら良いのかわからない!オールパーパスパッドが良さそうだけれどネット上に情報が少なすぎるから買って試してみました」です
最終的な決め手はスタンプマルシェさんの比較表でした(いろいろ調べたけれど知りたいことが全てここに集約されていた)
ちなみにわたしがスタンプ台に求めた条件は以下
- 小さなハンコでもはっきりおせる
- 裏写りしない(使用手帳はHIGH TIDEのブロックウィークリー)
- 早く乾く
バーサマジックも良かったのですが、乾くのが遅い…ペンですらなにかとページを汚しがちなわたしに、これは大問題です
というわけで以下使ってみた感想です
良い点
- 小さなハンコでもはっきりおせる(わーい!)
- 裏写りしない(わーい!)
- 早く乾く(わわわわーーーーい!!!!)
完璧です。求めていたもの全てが揃っていた
いまいちだった点
- 専用クリーナー必須
- 専用クリーナーに難あり
- 専用クリーナーなどのため手軽さはない
本題です
良い点はネットに情報があれどいまいちだった点については使うまでわからなかった…ので、
「良いスタンプ台だよ!」
ということを前提にしつつ、思うところを書いていきます
1.専用クリーナーが必須だった
早く乾くということは速乾性だということ
乾くのはスタンプをした部分だけではありません
そう、スタンプ本体の印字面についたインクも速攻で乾いてしまう
そしてオールパーパスパッドは、オールパーパス(万能)というだけあって、なんにでも押せてしまう…つまり水がかかったりするものにも使えちゃうんです
早く乾いて水にも強いインクは水に濡らしたティッシュやウェットティッシュで拭いても全く落ちません
「全く落ちないなら色が混ざらないし、スタンプに色が残っていても良いんじゃない?」
と思うわたしみたいな方がいらっしゃるかもしれませんが、やはり印字面の細かい隙間に少量ずつでもインクが貯まると綺麗に押せなくなるもの
スタンプを綺麗に、大切に使うために、専用クリーナーは必ず一緒に購入しましょう!!
2.専用クリーナーに難あり
しかし、この専用クリーナーも一筋縄ではいかなかった
わたしのやり方が下手なのか、インクの色が濃いのか、印字面にほんのりインクが残ってしまいます
それというのもクリーナーはアルコールで蒸発がしやすく、インクは乾くと落ちにくい…
ここまでは仕方ないか、で終わるのですが、なんとほんのり青い色まで付いてる!?
初めはなんだろうと思ったのですが、分かりました、クリーナーのヘッドはスポンジになっているのですが、ここが青
クリーナー自体は透明なのですが、ときどきこの、青いスポンジの色味がスタンプにつく!!
これは本当に想定外でした
もしかしたら、わたしが買ったクリーナーの個体差なのかもしれない…わたしが神経質すぎるのかもしれない…などとも思うのですが「バーサマジック→クリーナー」のほうが、掃除後のスッキリ感は高いです!
そしてそんなスタンプに残ってしまった諸々の色をどうにか落とそうとしているところに出てくるシンナー臭…
気持ち悪くなるとまではいきませんが、クリーナーを使ってもモヤッと感が残るのが個人的に不満でした
3.手軽さはない
というわけで手軽さはありません!!!!
そもそも感想を防ぐためにパッケージがジッパータイプになっているので、出し入れの段階で他のスタンプより手間数が多い
スクラップブックは毎日行うものではないのでそこまで手軽さは求めませんが、やはり手帳&デイリーログとなると少しでも気楽に使いたいもの…
とこんな感じのオールパーパスパッドでした
最初にあげたわたしがスタンプ台に求めた条件は全てクリアしているけれど、ズボラ人間にとって手軽さがないというのもまた使用するハードルが高いというもの
あっちをとるか
こっちをとるか
結局はシーンに応じていろもようなどと使い分けるのが良いのかもしれません
この記事がオールパーパスパッド購入に躊躇われている方のお役に立てれば幸いです
続きを読むそうだ、漫画図書館Z読もう
「漫画図書館Z」というサイトをご存知でしょうか?
漫画図書館Zはラブひな!などで知られる赤松健先生が運営する、作者公認の元無料でいろんな漫画が読めちゃう電子書籍サイトです。
漫画を閲覧するさいに広告が表示されますが、この広告料の一部は作者に還元され、昨今何かと話題の海賊版に対抗する新しい試みとして少しずつ話題になっています。
ただこのサイト古い作品が読めるのは良いんですが、中にはちょっと古すぎる物や、何より同人活動をされている方の作品もたくさんアップロードされるので、作品を探しづらいんですよね…。
そこで、個人的に読んでいて面白いなと思ったお勧め作品をここにメモしていきたいと思います。
完全に個人的な趣味主観での選出ですが、お暇なときに目を通してみてはいかがでしょうか?
■HELLS ANGELS
やっぱり漫画って絵の上手い下手じゃないわ(脱帽)とにかく勢い全フリの絵柄が好み…大好き…。トラックに敷かれてしまった不運なりんねは何の因果か超絶ロックスターな学園長が支配する地獄の学園に迷い込んでしまってハチャメチャなストーリー。とりあえず学園長が好み…大好き…。
■ザ・シェフ
コック版ブ●ック・ジャ●ク。法外な報酬と引き換えに海外にまで名を轟かせるほどの一流の腕を振るうフリーのコック・味沢匠の物語。
某黒男ほど解説してくれない難解な横文字のメニューと、某黒男以上に気まぐれな味沢先生ですが、人が料理で幸せになる漫画はいいものです。
■逃亡医F
内容はそのまま医者の逃亡ですw(作者コメントより)割と結末が気になって3巻さくっと読んじゃいました。
■絶対博士コーリッシュ
とんでも科学バトル漫画。ノリは少年漫画なので少年の心を忘れない科学愛のある方におすすめ。フールフールの続編描いて?
■蝋燭姫
ある中世の国を舞台に、国王の死をきっかけに修道院にいれられたお姫様と、その従者の百合物語。個人的に2巻はあまり好きではないのですが、雰囲気が最高に好きなのとAmazonではちょっとお高いので読むならここで。なぜここからギャル子ちゃんにいったのか(戸惑い)
■だいらんど
知る人ぞ知るエロとSFの融合漫画作家がおくるファンタジー作品。とりあえず大人のコミックファンタジーを読みたい方は一度絵柄にとらわれず読んでみて欲しい名作。
■DIVA
天才オペラ歌手の母親をもつ少女の音楽人生と恋愛を「椿姫」と絡めて描く。巻数が少ない割に展開に無駄がなく、普段少女漫画を読まない方にも読みやすいかと思います。詳しくは下記の記事がおすすめ。
3月6日はオペラ『椿姫』の初演日 『DIVA』を読もう! 【きょうのマンガ】 | このマンガがすごい!WEB
■サイコスタッフ
www.mangaz.com超最強超能力者の主人公をスカウトにきた宇宙人のお話…と書くと一見SFですが、中身は大体ラブコメです。作者の方はアニヲタ的にはプラネット・ウィズの原作者としておなじみですね。
1巻で終わるのが勿体ないような、そでも読後のにやにや感は全く損なわれないので時間がちょっとだけあるというときにどうぞ。
映画 深夜食堂(2014)
私はこの深夜食堂という深夜ドラマのなんともいえない、自主制作映画のようでいて、素人臭いようで、普通の人の日常のようでいて、ドラマチックのようでいて、ただただたんたんとすすむ物語のようでいて、でもなんとなく見てしまうこの雰囲気が大好きで、毎週泣きながらお腹を空かしておりました。
映画も公開当時に見に行こうと思っていたものの、日常的な映画は私の日常にどんどんとけ込んで忘れ去られて行き、今更NHKが放送した録画をやっと見て、またお腹を空かせた次第です。
正直に言うと、映画らしくないというか、ただただいつものドラマを複数話つなぎ合わせた、テレビのスペシャルドラマのような映画でした。
まぁそれが深夜食堂というドラマらしいといえばそうなので、ドラマファンとしてはぬるい安心感のなかで見た訳ですが…。
先ほども書いた通り映画としてひとつ通しで出てくるキーアイテム的な物はありますが、基本的には独立している3つのお話を通して、深夜の12時から開店する「深夜食堂」の一年間を描く映画です。
相変わらず小林薫さんのお味噌汁のような安心感よ。
ドラマ版でおなじみの登場人物達が出てきますが、基本的に映画内で完結しているので映画だけ見ても充分話が分かると思います。
ただやっぱり映画としてみると不満の残る作品…
メインは多部未華子が出てくる「とろろご飯」だと思うのですが、何故映画でありがちなお話中のありがちなお話を長い時間かけて描いたのか。
多部未華子さんは割と好きな女優さんですが、一人だけ迫真の演技で雰囲気が違うようにも見える。
(先ほども書いた通り、深夜食堂というドラマは素人臭さ…その中でも役者さんの過剰な演技が独特の雰囲気を作り出しているドラマなのです)
結局この映画を一つにまとめているはずの「忘れ物」はこのお話自体にはそれほど関わらないし、この忘れ物がキーとなるカレーライスのほうが、何気ない何かが誰かの人生とクロスして物語を生み出す深夜食堂っぽいお話で良かったです。
でも今思えばとろろご飯もカレーライスも同じくらいの尺だったのかなぁ…?
とにかく、とろろご飯は深夜食堂でやらなくてもいいんじゃないのっていうくらいありきたりなお話で時間の経過が遅く感じられました。
何はともあれ良くも悪くもドラマファンの期待を大きく裏切る事なく、深夜食堂に興味はあるけどドラマシリーズを追うのは面倒という人にはとりあえずこれを見ておけば良いよっていう、本当にいつもの深夜食堂を映画にした作品。
とりあえず深夜以外に見ることをおすすめします。
フリージア(2007)
久しぶりにンアアアアー!っと思ったので忘れないうちに書いておこうと思いブログの存在を思い出した所存。
個人的にンアアアアな作品ほどタイトルが思い出せないくらいの速度で忘れてしまうある意味幸せで馬鹿な脳みそなので、数日前に見たこの映画のタイトルすら「仇討ち法 漫画 映画化」でググってしまった…。
犯罪者に対し被害者遺族が合法的に行う仇討ちが許されている日本。主人公・ヒロシはヒグチという女性にスカウトされ、仇討ちを被害者遺族にかわって行う仇討執行代理人となる。元軍人であるヒロシはその戦闘センスを生かしながら確実に仕事をこなしていくが、軍人時代のとある人体実験の影響で感情を失っていた。
幼い孤児達をターゲットに行われた人体実験「フリージア計画」…当時少年兵だったヒロシは孤児達を目的地まで誘導する役目を担っていた。子供達を丘に残し、安全区域に移動しようとするヒロシと上官。しかし、ヒロシは上官の命令をふりきり、子供達を救出しようと戻ってしまう。丘の上でヒロシが見たものは、全てが凍った世界と、只一人生き残った少女ーーー幼いヒグチの姿のみであった。
成長したヒグチは正体を隠したままヒロシに近づき、兄を殺したフリージア計画の責任者である岩崎に復習を企てていたのだった。
「原作から大幅改変したにも関わらず、原作を読んでいる人向けの映画」だと思いました。
私は媒体が変わればそれに合わせてストーリーも改変するべき過激派なので、大幅改変したこと自体については問題ないと思います。
というか原作を少し読んだことがありますが、あれを二時間におさめるのは大変困難だと思う…。
ただ改変したからには原作を知らない人にも楽しめる映画であるべきだと思うんですよね。
人物描写がほとんどない、気にならない序盤はそれなりにわくわくしながら視聴していました。
今とそんなに変わらないけど、戦時中で不安定な空気が漂う日本の陰鬱な感じも良かった。
ただ物語が進むにつれて粗が気になっちゃって…。
溝口はヒロシに苛つきながら殺そうとしてくるし(なんでこんな切れやすい人がこんな危険物を扱う仕事につけるの)、
山田はいつの間にか転職してるし(お前なんで仇討執行代理人になった)、
ヒロシとヒグチはいつの間にかいい感じになってるし(事故の被害者同士共感するところがあ…あったの?罪滅ぼし?)…
で!で、です。この登場人物の心境の変化は原作基準になっているので、たとえストーリーが改変されていたとしても原作を知っているとなんでこうなったのか、が割とすんなり分かって映画の役柄に落とし込めるんですよ。
でも何も知らないとキャラクターの心情を示すヒントみたいなものが少なすぎて、上記のように感じてしまう。
そもそも溝口も山田も何かしらの心境の変化を起こしている割には、登場シーン自体が少ない。
その他にも最強の警護人は最後の最後で慢心するし、カツミ事務所の所長はいないし、トシオは父親が軍の責任者という立場にあったから命令を聞いただけかもしれないのにヒグチに仇討対象者にされるし、もはや何故?のオンパレードです。
本来なら人間ドラマが持ち味であったはずの作品が、人間ドラマを省略されまくった挙げ句、設定を生かしきれない映画になってしまった、と感じました。
これがアクション映画だったらまだこのストーリーでもいいと思うんですが、戦闘シーンは最初の仇討こそ緊迫感があったものの、その他のシーンはあぁ…ヒロシ凄いね…っていうあっけなさのほうが強い。
せめてもう少しヒロシの感情を失っているという設定を上手く活かすくらいのドラマは欲しかった。
その設定すらヒグチのドラマのために用意されたように感じ、結局何を描きたかったのかよく分からない映画でした。
続きを読む
LaLa LAND(2016)
ありがたいことに試写会に行く機会があったので、既に各所で話題のこの映画についてわたしが語れることも少ないかと思うのですが
というかもう何を書いても何番煎じかになってしまう
控えめに言ってとても良かった…
一般公開は2/24、公式サイトは以下をどうぞ
http://gaga.ne.jp/lalaland/index.html
はじめに書いておきますが、私自身はネタバレ完全OKな人種なんだけど、この映画は何も知らないまま楽しんだ方がラストの感慨深さが増すと思う
ストーリー自体が複雑なわけじゃないけれど、他人の「○○な映画」とかそんな感想をとりいれないまま、自分自身のなにかしらと重ねながらご覧になることをおすすめします
大学を中退したミアはスタジオ内のカフェでアルバイトをしながら、女優を目指しオーディションを受ける日々
一方ピアニストのセブは「ジャズ演奏を楽しんでもらう店を持つ」ことを夢見ていますが、現実は金を騙しとられ、あまりにもジャズに固執したため働いていた店も首になってしまいます
そんな2人はお互いに惹かれ合い、夢と2人の未来に向かって歩み始めますが…
っというのがストーリー
映画はミアとセブがそれぞれ退屈なLAの渋滞に捕まったシーンから始まります。
が!ここから怒濤のミュージカルシーンの開幕である
超怒濤といっても差し支えないくらい、パワフルなシーンである
渋滞でぴくりともしない車上の上で人々が踊り狂い、画面を人々が着る鮮やかな衣装が覆い尽くします
とにかく見た瞬間から画面からガンガンに伝わる夢に対する希望、LAという町に触れている高揚感みたいなものが伝わってくる
ワンカットで車の間をカメラがうねうねと進むので迫力もひとしお。否応無しに映画に対する期待度も一気にMAXです
ミュージカルシーンはこれ以降も様々なダンスを伴って出てきますが、ゼフの「その靴歩きやすそうだね」とミアをからかう言動から始まるタップダンスシーンがなんともにやける〜
ミュージカルシーンの中にもきちんとストーリーが存在しているのも個人的にはうれしいポイントでした
ちなみにこの歩きやすそうな靴、終盤ミアがはいているものだったような気がするんですがどうなんだろう
これだけ華やかなミュージカルシーンをとりいれながら、最終的にミアの独唱に落とし込むこの流れよ
ミアは動きもせずただただ朗々と歌い上げるのだけれど、ぐぃーっと画面に引き込まれちゃう
歌のシーンも多大にあるので、できれば字幕で見ていただきたい
いろいろなものが発展して、変わって、その中で誰かが夢をみることは変わらない
純粋に夢を信じてひたむきに前に進んでいる人が、どれだけいるんだろう
もうほとんどの人が、「どうにもならないこともある」という現実を知ってしまっていると思います
監督が来日したさいのインタビューで
「ミュージカルには、他にはない楽しさや楽観的な部分、恍惚感があると思う。と同時に、この作品には現実的でリアリスティックなストーリーが必要だと思ったんです。叶う夢もあれば、叶わない夢もあるという部分が人々の心を捉えたのだと思います」
『ラ・ラ・ランド』来日記者会見速報 R・ゴズリングと監督が日本映画へのオマージュ明かす | Real Sound|リアルサウンド 映画部
とおっしゃっていましたが、まさに夢のようなシーンを紡ぎながらも、シンプルなリアリティーを描ききっています
だからこそ見終わった後、あそこで…ここで…と思ってしまう。そんな経験誰にでもあるのに、分かってるのに、分かってるからこそ、悔しい
主演の2人がまた美男美女とは言えない親しみやすさがあったのもリアリティに一役買っていたと思います
(美男美女ですよ!ただ近付き難いようなプリンスプリンセスオーラではなく庶民的な美しさとメイクでした。メイクスゲー)
エマストーンはなんであんなに瞳がでかいんだ…人種の差はあれどもはや生き物レベルでの差を感じる
最近気がついたんですがわたしのハッピーエンド厨的な思考は「せめて作り物のなかでくらい」というところからきているんだな
欲を言えばというか、本当良かったからこそもっとミュージカルシーンを見ていたかったです
どのシーンも割と短めに終わってしまった…ように思う
美味い!美味いぜ!もっともっと!!と思っているうちに食べ終わってしまうような。
時間的な制約やピアノや歌のシーン含め差し替えがなかったことなんかから難しかったのかもしれないけれどうーんもっと見たかった!
あとプラネタリムで宇宙でダンスするシーン(何を言っているのかry)
ああいうファンタジーは要らなかったかなぁ…現実離れして浮いてた(文字通り)し合成はちょっと甘めでしたね
本当この二点とも良すぎたからこそ惜しいって感じなんだけど
久しぶりに劇場で見て良かったなと思えた映画でした
本当思い出すたびにifを考えてしまうゼフ脳(;ω;)
キービジュアルのあの場所は、いつだって2人にとっての精神的なスタート地点だったんですね
やっぱり映画はいいものです